ツナギ材における配置間隔の遊具設計のポイント 遊具設計の設計段階におけるコストダウン

遊具において上記のような構造部分を設計する場合、ツナギ材の間隔が大きくなるため、それだけパーツ間に掛かる応力が大きくなる。製造現場では安全性を確保するために、パーツの溶接箇所に必要となる溶接ビート長が長くなり加工費の増大につながる。

上記のようにツナギ材の間隔を狭くすることで、使用する材料のサイズダウン(この場合であれば高さ)をすることができる。また、パーツ単体にかかる応力が小さくなるので溶接ビート長が短くなり、製造現場での溶接時間が短くなり加工費の削減が可能である。

遊具設計において安全を確保した上で如何にコストダウン出来るかが設計技術者に求められる技術知識になります。溶接は特に製造現場において高い技術が必要とされる工程であり。如何に溶接を単純にするかが高品質・低コストを実現するポイントとなります。