アルミニウムの特性

遊具とは

遊具を含む遊具施設は、公園等におけるレクリエーションの場・子供たち及び親子のコミュニティ形成及び健康増進の場となれるよう、安全かつ快適な空間整備を目的とする。
特に遊具は、遊びながらいろいろなルールを学べる、体験できる小さな社会形成の場として設計においても十分に留意する必要がある。

遊具計画の基本方針として

  • 公園の種類、規模及び周辺環境に適合した計画とする。
  • ワークショップ及びパブリックコメント等の利用者の意見、要望といった住民が主体となった計画となるよう配慮する。
  • 子供たちは遊びの達人であり、遊具というパーツをベースにして<見る・触る・感じる>といった五感を刺激し、冒険心・好奇心を掻き立て、いろいろな遊び方を創造・工夫できるように考慮する。
  • 健康増進に対する近年のニーズを反映し、ウォーキング・ジョギング及び各種競技の準備運動・整理運動の補助として健康遊具の導入を検討する。
  • 遊具の安全性・快適性・維持管理性及び経済性について考慮し、検討を行う。
  • リスク管理及び危険性(ハザード)除去に努める。

遊具設計の留意点として

① 遊びの形態

遊具を利用する子供たちの年齢層を把握し、その場所に応じた適切な遊び方を決定する。

② 規模の選定

年齢層によって、遊具の好奇心・楽しみ方・運動能力が異なるため、遊具の昨日や寸法等に留意する。

③ 機能性

遊具に対する機能性を整理し、必要な空間と遊具を合理的に組み合わせ、安全で快適な遊びやすい遊具となるよう留意する。

④ 構造

構造については、設置する遊具機能に対して、特に次の事項の検討が必要である。

1) 荷重 : 各部位にかかる荷重・積雪・風速・地震時の荷重

2) 許容応力度 : 部材の許容応力度及び地震の許容地耐久度

3) 架構 : 力の流れに適合した架構の選択

4) 材料 : 構造に適合した材料の選択

5) 経済性 : 合理性・経済的な構造の選択

⑤ 遊具の素材

安全性・快適性・経済性・及び維持管理を考慮し、子供達が遊具に対する冒険心・好奇心をくすぐられるような形態・色彩等に配慮する。

⑥ コストダウン

規格品・量産品を有効に使用するとともに、オリジナル遊具についても規格ユニットや規格部品等で構成することによって、コストダウンを目指す。