防水対策における笠木構造設計のポイント 遊具設計の設計段階における安全性向上

防水対策が必要な部分には、基本的にシーリング処理が一般的な対策になっている。しかし、屋外で長年にわたって設置されるような遊具などで、笠木接合部を重ねた構造をとった場合、シーリングが経年により、水の浸入が発生するという問題が発生していた。

遊具は長年にわたって使用することが前提であり、防水対策をシーリングだけにするのではなく、根本的な防水のための笠木部分を折り返した構造により2重の対策をする。また、水の流れ道を設計段階で誘導することでより防水対策が可能となる。

経年劣化を起こすシーリングによる防水対策は屋外で長年使う遊具には不十分といえます。構造的な防水対策を設計段階からすることで、シーリング処理を合わせることにより、高品質な製品とすることが可能となります。